クグラーFRB理事が来週辞任し、トランプ大統領に早期に新理事を任命する機会が与えられる

連邦準備制度理事会（FRB）は声明で、クグラーFRB理事が来週辞任すると発表した。これによりトランプ大統領は、中央銀行の後継者となる可能性のある候補者を事前に指名する機会を得ることになる。クグラー理事のポストは来年1月まで空席になる予定はなく、現在7人で構成される連邦準備制度理事会に他の空席はない。トランプ大統領は今、パウエル議長に圧力をかけるため、理事を直ちに任命する機会を得ることになり、この理事がパウエル議長の後任となる可能性がある。声明によると、クグラー理事はトランプ米大統領に辞表を提出し、来週の金曜日（8月8日）に辞任し、ジョージタウン大学の教授として復帰する予定だ。クグラー理事は今週の連邦準備制度理事会（FRB）の政策会合に出席しなかった。理事会は、欠席の理由は個人的な問題だとしている。クグラー理事は米労働省の主席エコノミストを務め、2023年にバイデン大統領によって連邦準備制度理事会（FRB）に任命されていた。