主なポイント：
ビットコインは週末に11万5000ドル付近まで下落、重要な局面を迎えている。
強気を維持するには週足で11万4000ドル超の終値が必要と分析されている。
市場は来週のFRB利下げを確信している。
ビットコイン（BTC）は日曜日の週足終値に向けて週末の安値圏を推移し、仮想通貨やリスク資産にとって重要な一週間を迎えた。
「ビットコイン価格に注目すべき時」
コインテレグラフ・マーケッツ・プロとトレーディングビューのデータによると、BTC/USDは11万5000ドル近辺まで下落した。
前週末の米ウォール街取引でBTCは一時11万6800ドルを記録し、8月23日以来の高値を付けたが、その後は大きな変動を避けた。
著名トレーダーのスキュー氏はXで「新しい週に入る直前に価格が再び押し下げられているのは明らかだ」と指摘した。
スキュー氏は取引所の注文板で「11万5000ドル直下に厚い買い需要と流動性がある」とし、「注目すべき時だ」と結んだ。
一方、市場参加者は短期的な見通しについて冷静さを保っていた。トレーダー兼アナリストのレクト・キャピタル氏は段階的なアプローチを示した。
「短期的にビットコインが11万7000ドルを突破するのが目標ではない。まずは11万4000ドルをサポートとして取り戻すことが目標だ。それがあって初めて11万7000ドル超への上昇につながる」と最新の投稿で説明した。
レクト・キャピタル氏は今回の強気相場で新たな最高値更新を見込んでおり、12万4500ドルが天井であるはずがないと主張した。日曜日には「週足で11万4000ドルを上回れば強気シナリオだ」と付け加えた。
市場はFRB利下げに確信
今週の焦点は米FRBによる金利決定に集まっている。
コインテレグラフの報道によると、市場はFRBが少なくとも0.25％の利下げを行うと一致して予想している。米国の堅調なマクロ経済指標がその見方を強めた。
9月11日の最新市場アップデートで、モザイク・アセット・カンパニーは第4四半期以降のリスク資産の見通しについて楽観的な見方を示した。
「先行指標の改善、緩和的な金融環境、循環株を含む幅広い銘柄の上昇が続いていることから、景気拡大が続くとみている。これは企業収益見通しを支え、株価にも追い風となるだろう。同時にFRBが利下げを再開すれば、来年に向けて絶好の投資環境になる可能性がある」と同社は記した。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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