XRP（XRP）は過去24時間で3%上昇し、9月1日の安値2.69ドルから17%高となり、木曜日には3ドルを超えて取引された。市場アナリストによれば、複数のファンダメンタル要因とテクニカル要因に支えられ、さらなる上昇が見込まれる。
テクニカル分析が示す5〜15ドルのターゲット
XRPの価格チャートは週足で強気フラッグを形成しており、大規模なブレイクアウトによって最大15ドルまでの上昇につながる可能性がある。
1つ目は6月中旬に形成された小さなフラッグで、今週初めに価格が上抜けして解消された。このパターンのターゲットは、ブレイクアウト地点にフラッグの高さを加えた5.80ドルで、現在値から46%高となる。
「日足チャートでもXRPは強気フラッグを形成しており、次の上昇局面を示唆している」とアナリストのクリプト・パルス氏は 指摘し 、8月下旬にパターンが現れたと付け加えた。「XRPは5ドル超への大きなブレイクアウトに向け準備を整えている可能性がある」。
さらに2024年11月から形成されている大型の強気フラッグは、XRPにより高い目標値を示している。7月にはブレイクアウトが確認され、価格は9年ぶりの高値3.66ドル超に到達した。このパターンが継続するなら、XRPは15.80ドル（現在値から408%高）まで上昇する余地がある。
またアナリストのイーグラグ・クリプト氏は、過去のフラクタル分析に基づき、5日足チャートにおけるメガホン型パターンが7ドルを示していると指摘した。「フラクタル分析に基づけば、11月中旬までにXRPは6〜7ドルに到達する可能性がある」。
米国初のXRP ETFが取引開始へ
木曜日にはREX-オスプレイのXRP ETF「 XRPR 」が米国の取引所で取引を開始する。米証券取引委員会（SEC）による75日間の審査を無事通過したことで実現した。
同ファンドは米国で初のXRP ETFとなり、XRPが伝統金融に進出する転換点になるとみられる。
このETFは1940年投資会社法の下でローンチされる。現物ビットコインETFで用いられた1933年証券法と比べ、承認プロセスが簡略化され、SECが異議を唱えない限り75日後に自動的に発効される仕組みだ。
ETFストア社長のネイト・ジェラシ氏は火曜日に Xへの投稿 で「これは1933年法に基づくスポットXRP ETF需要を測るもう1つの試金石となるだろう」と述べ、すでに先物型XRP ETFの運用資産が10億ドルに迫っていることに触れた。
さらにリップルはDBS銀行やフランクリン・テンプルトンと提携し、XRPレジャー上でトークン化マネーマーケットファンドを立ち上げることを 発表した 。この取り組みはXRPの実需を高め、ネットワーク需要を押し上げ、最終的には価格の上昇につながる可能性がある。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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