Bittensorの財務会社TAO Synergiesがプライベートファイナンスで1,100万ドルを調達

Bittensorに特化した暗号資産トレジャリー企業であるTAO Synergiesは月曜日、証券購入契約を締結し、1,100万ドルの資金調達を行ったと発表しました。

リリースによると、この契約は同社が新たに発行したSeries E転換優先株式11,000株の販売を含んでいます。各株式の額面は1,000ドルで、TAO Synergiesの普通株式に1株8ドルの転換価格で転換可能です。

この購入契約の参加者には、既存の投資家、自社のデジタル資産戦略アドバイザーであるJames Altucher、そして新たな投資家であるDCGが含まれています。標準的なクロージング要件が満たされた場合、この取引は2025年10月15日頃に完了する予定です。

「TAO Synergiesの最新の資金調達は、TAOトークンだけでなく、Bittensorエコシステム内で収益を得たり追加のTAOを蓄積したりする潜在的な機会への継続的な戦略的投資をさらに支援するものです」とAltucherは述べています。

TAO Synergiesは、以前はバイオテクノロジー企業Synaptogenixとして知られていましたが、Bittensorに特化した戦略への転換の一環として、6月に社名を変更し、ティッカーをTAOXに変更しました。同社はこれまでに取得したすべてのトークンをBittensorでステーキングし、ネットワーク報酬を得ていると述べています。

BittensorはAIと暗号資産の交差点で運営されており、インセンティブメカニズムを中心に設計されたプラットフォームとして機能しています。ユーザーはAIシステムの改善のために知識を提供し、その貢献度に応じてTAOトークンを受け取ります。このプラットフォームはオープンアクセスであり、AI開発のパーミッションレスな協調を促進します。

TAO Treasuriesのデータによると、TAO SynergiesはBittensorの最大の公開取引保有者であり、42,111 TAO（1,820万ドル超相当）を保有しています。他にBittensorのトレジャリー企業としてxTAO Inc.とOblongがあります。

この発表は月曜日の市場終了後に行われましたが、TAO Synergiesの株価は当日38.46%上昇し9.54ドルとなりました。同社の時価総額は3,327万ドルで、Google Financeのデータによると過去1か月で株価は60%上昇しています。