Rippleが支援するEvernorth、XRPトレジャリーのために10億ドルを調達しNasdaq上場を目指す

Evernorth Holdings Inc.は、機関投資家によるXRP採用の促進を目指すRipple支援のベンチャー企業であり、10億ドルの資金調達を経てNasdaqでの公開デビューを予定しています。

Evernorthは、公開取引されている特別目的買収会社Armada Acquisition Corp IIとの合併を通じてNasdaqに上場する計画であることが、月曜日に発表されたプレスリリースで明らかになりました。

このブランクチェック企業との事業統合により、EvernorthはSBI Holdingsからの2億ドルを含む10億ドル超の資金を調達し、Pantera CapitalやKrakenからの支援も受けることになります。

詳細によると、米国でのデビューが予定されており、最大規模のXRP（XRP）トレジャリー企業を創出するという全体的な軌道が動き出します。

XRPトレジャリー・ビークル

Evernorthは、投資家がシンプルで流動性が高く透明性のある方法でXRPへのエクスポージャーを得られるソリューションを目指しています。

この公開企業は、パッシブな上場投資信託（ETF）を超える手段を提供します。強調されているように、同社の目標は、機関向けレンディング、流動性供給、分散型金融（DeFi）イールドなどに注力することで、株主の1株当たり価値を高めることです。

「Evernorthは、投資家にXRPの価格へのエクスポージャー以上のものを提供するために設立されました」とEvernorthのCEOであるAsheesh Birla氏は述べています。「既存のTradFiイールド生成戦略を活用し、DeFiイールド機会に展開することで、そのエコシステムの成長と成熟にも貢献します。このアプローチは、株主にリターンをもたらしつつ、XRPのユーティリティと採用を支援することを目的としています。これは共生モデルです。我々の戦略はXRPエコシステムの成長と連動するよう設計されています。」

RippleのCEOであるBrad Garlinghouse氏は、Xでの公開上場についてコメントしました：

この動きは、RippleがXRPトレジャリー戦略のために10億ドルの資金調達を検討しているとの報道が出た数日後、また暗号資産トレジャリー管理企業GTreasuryの買収直後に行われました。

Rippleはここ数ヶ月で注目を集めており、米国証券取引委員会（SEC）との法的闘争の終結が大きなきっかけとなっています。米国における全体的な暗号資産フレンドリーな姿勢もこの見通しを後押ししています。

XRPは、SECからスポットETFの規制承認を受けると期待されている暗号資産の一つです。