【英語の長文ツイート】USDeは本当に十分に安全ですか？

Chainfeeds ガイド：

複数の「ブラックスワンイベント」が同時に発生しない限り、USDeは依然として安全です。

記事出典：

記事著者：

The Smart Ape

見解：

The Smart Ape：最近のペッグ外れの事件以降、ますます多くの人々がUSDeについて心配し始めています。今回のペッグ外れは多くの感情を引き起こし、客観性を保つことがより困難になっています。私の目標は、Ethenaについて明確かつ事実に基づいた分析を行うことです。すべての情報を通じて、あなた自身の見解を形成できるようにし、偏見や隠れた利益を持つ可能性のある人々の意見に流されないようにします。10月10日の夜、USDeは深刻なペッグ外れを起こし、私自身も0.65ドルまで下落したのを見て慌てました。しかし実際には、ペッグ外れはBinance上でのみ発生しました。CurveやBybitなど流動性の高いプラットフォームでは、USDeはほとんど変動せず、最低でも0.93ドルまで下落した後、すぐに回復しました。多くの人がLuna/USTとEthenaを比較しますが、根本的にこの2つのシステムは全く異なります。まず、Lunaには実際の収益がありませんが、Ethenaにはあります。Ethenaは流動ステーキングやパーペチュアルファンディングレートによって収益を得ています。LunaのUSTは自分自身のトークン$LUNAによって担保されており、実際には何の実体的な裏付けもありません。Lunaが崩壊したとき、USTも一緒に崩壊しました。一方、Ethenaはdeltaニュートラルポジションによって支えられており、$ENAやEthena関連のトークンではありません。Anchorの固定20%年利とは異なり、Ethenaは収益を保証せず、市場の変動に応じて上下します。最後に、Lunaの成長は無制限で、拡大を抑制する仕組みがありませんでした。一方、Ethenaの成長は取引所の総未決済契約数によって制限されます。規模が大きくなるほど収益は低くなり、バランスが保たれます。したがって、EthenaとLunaは全く異なります。Ethenaも他のプロトコルと同様に失敗する可能性はありますが、Lunaのような理由で失敗することはありません。すべてのステーブルコインにはリスクがあり、$USDTや$USDCでさえそれぞれの弱点があります。重要なのは、これらのリスクが何であるか、そしてそれらのリスクをどれほど深刻だと考えるかを理解することです。Ethenaはdeltaニュートラル戦略に依存しています。流動ステーキングやレンディングプロトコルでロングポジション（BTC、ETH）を持ち、CEX上のパーペチュアル契約でショートポジションを持ちます。私個人としては、最大のリスクは主要取引所（Binance、Bybit、OKX、Bitget）が崩壊したり出金を凍結した場合、Ethenaはヘッジを失い、即座にペッグ外れが発生することだと考えています。また、ファンディングレートのリスクもあります。ファンディングレートが長期間マイナスの場合、Ethenaは収益を得るどころか資本を消耗します。歴史的に、ファンディングレートは90%以上の期間でプラスであり、短期間のマイナスを補うことができます。USDeはリベースも行います。プロトコルが収益を得た際に新しいトークンを発行し、市場が調整したり担保価値が下落した場合、軽度の希薄化効果が生じる可能性があります。リベースは引き出せないため、時間の経過とともに軽度のアンダーコラテラル化が発生する可能性があります。Ethenaはまた、高レバレッジのエコシステム内で運用されています。10月10日の連鎖的な大規模デレバレッジイベントのような事象は、ヘッジの混乱や強制清算を引き起こす可能性があります。最後に、EthenaのすべてのパーペチュアルショートはUSDT建てであり、USDe建てではありません。もしUSDTがペッグ外れを起こせば、USDeもペッグ外れを起こします。理想的には、パーペチュアル契約はUSDe建てであるべきですが、BinanceにBTC/USDTをBTC/USDeに変更させるのはほぼ不可能です。【原文は英語】