テック大手IBMが新たな「デジタルアセットヘイブン」プラットフォームを展開、企業・機関・政府向けに暗号資産サービスを提供

テック大手のIBMは、金融機関、企業、政府が複数のブロックチェーンにわたる暗号資産を管理できるように設計された新しいプラットフォームを立ち上げます。

「Digital Asset Haven」は、IBM ZおよびLinuxONEのチーフプロダクトオフィサーであるTina Tarquinioによると、40以上のパブリックおよびプライベートチェーンにわたるトランザクションを処理します。

Tarquinioは、IBMが新製品を展開した理由について「従来型からブロックチェーンベースのシステムへの移行が加速しており、機関は進化を迫られている」と述べています。

「しかし、多くの組織は、システムの断片化、エンタープライズワークフローとの統合の不十分さ、セキュリティの成熟度の低さ、複雑な規制要件などの課題に直面しています。また、多くの組織は事業部門間の調整や、戦略を支える規模と信頼性を持つ長期的なテクノロジーパートナーの確保にも苦労しています。

IBM Digital Asset Havenは、エンタープライズプロセスと統合し、断片化したシステムを統一し、規制された金融機関が求める長期的な運用レジリエンスを提供するフルスタックのオーケストレーションレイヤーを提供することで、これらの障壁を克服するよう設計されています。」

Tarquinioは、新しいプラットフォームにより、企業が安全なウォレットやトランザクションを展開し、サードパーティサービスを統合し、法域をまたいで暗号鍵を管理できるようになると指摘しています。

IBMの幹部は、Digital Asset Havenがウォレット作成を自動化し、機関がアプリケーションにウォレットを組み込めるようにすることを述べています。また、このプラットフォームには、事前統合されたKnow Your Customer（KYC）およびAnti-Money Laundering（AML）サービスも含まれます。

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