Visaの第4四半期の収益は107億2000万ドルで、前年同期比14％増、アナリスト予想を上回った

Visaは最新の会計年度第4四半期の業績を発表し、売上高は107.2億ドルとなり、前年の96.2億ドルから増加しました。

これは14%の増加で、Zacks Consensus Estimateの105.9億ドルを0.97%上回りました。利益面では、Visaは1株当たり2.98ドルを報告し、予想の2.97ドルをわずかに上回り、前年同期の2.71ドルを大きく上回りました。

これでVisaは4四半期連続で、利益と売上高の両方でアナリストの予想を大きく上回っています。

今四半期のサプライズは+0.34%でしたが、前四半期のサプライズはさらに大きく+4.2%で、アナリストが1株当たり2.86ドルを予想していたところ、Visaは再び2.98ドルを達成しました。

しかし、安定した成績とアウトパフォームを混同しないでください。これらの結果にもかかわらず、Visaの株価は今年10.1%しか上昇しておらず、S&P 500の16.9%という大幅な上昇には及びません。

Visa、グローバルネットワークでステーブルコインの導入を推進

Visaの四半期決算説明会では数字だけでなく、CEOのRyan McInerneyがステーブルコインへの取り組みをさらに強化することを明確にしました。

「私たちは4つの異なるブロックチェーン上で動作する4つのステーブルコインをサポートし、2つの通貨を表し、25以上の従来の法定通貨に受け入れ・変換できるようにしています」とRyanは火曜日に述べました。

また、Ryanは、Visaカードによるステーブルコイン関連の支出が第4四半期には前年の4倍になったとも述べました。

これは、Visaが9月にステーブルコインを使った国際送金のパイロットプログラムを開始し、企業に従来の銀行の遅延なしで資金を迅速に移動できる方法を提供した後のことです。

Visaは以前から暗号資産分野に取り組んできましたが、今四半期のアップデートでは具体的な数字が示されました。

Ryanによると、2020年以降、Visaは1400億ドル以上の暗号資産およびステーブルコインのフローを処理しており、そのうち1000億ドルはVisaの認証情報を使った暗号資産の購入です。

Ryanは、Visaが銀行に対してVisaのインフラを通じてステーブルコインのミントとバーンを直接行えるようにしているとも述べています。Visaは、40カ国以上で130以上のステーブルコイン連携カード発行プログラムを展開しているとされています。

また、以前から暗号資産ネイティブ企業と協力してきましたが、McInerneyは、米国におけるUSDペッグトークンの規制明確化がVisaの迅速な動きを後押ししていると強調しました。

では、次に何が起こるのでしょうか？それは誰に聞くかによります。現時点でアナリストは、次の四半期に1株当たり3.07ドル、売上高105.9億ドルを予想しています。通期では、1株当たり12.84ドル、総売上高441.8億ドルと見込まれています。

しかし、このレポート前の予想修正の傾向はまちまちで、今後の予測がどこに向かうかはまだ明確ではありません。

Visaの株価がこれらの結果に反応するかどうかは分かりません。いつものように、短期的な動きで最も重要なのは、決算説明会で経営陣が何を語ったか、そして投資家がそのトーンをどう解釈するかです。そして、それは次の四半期の課題となります。

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