みずほはCircleの株式に弱気であり、収益および競争リスクを背景に株価が70ドルまで下落すると予想

Mizuho Securitiesは金曜日、Circle Internet Groupの株式に対してやや弱気な見方を強めました。

同社のアナリストは、ベースケースの目標株価を84ドルから70ドルに引き下げました。Circleの株式（ティッカー：CRCL）は金曜日に約82ドルで取引されており、過去1か月でほぼ40%下落しています。

「私たちは、CRCLの評価が中期的な収益に対する主要なリスクを適切に反映しているとは考えていません」とMizuhoのアナリストはリサーチノートで述べています。また、アナリストは「差し迫った利下げ、比較的停滞しているUSDCの流通、構造的に高く（かつ増加傾向にある）配布コスト」、およびステーブルコイン間の競争激化がリスクとして挙げられると述べました。

供給量で見ると、USDCはTetherのUSDTに次ぐ世界第2位のステーブルコインです。

Circleの株式は6月に大型IPOで取引を開始し、初日の取引で株価は200%以上急騰し、1株あたり90ドルを超えました。一時は同社の株価が約250ドルに達しました。 

Mizuhoの予測は、今週同社の株式を「オーバーウェイト」に格上げし、Circleの新たな目標株価を2026年12月までに100ドルとしたJPMorganのアナリストとは大きく対照的です。 

「CRCLは、金利低下、USDCステーブルコインの普及が多くの人が期待するほどではないこと、コイン配布コストの増加により、今後数年間でコンセンサス予想の下方修正が見込まれる可能性が高い」とMizuhoも述べています。

MizuhoのCircle株に対する強気ケースの目標株価は251ドル、弱気ケースの目標株価は38ドルです。