WLFIのリザーブ会社ALT5 SigmaがSEC規定違反で調査される

ChainCatcherの報道によると、市場関係者の情報として、Trumpファミリーの暗号資産プロジェクト「World Liberty Financial」のパートナーであるWLFIリザーブ企業ALT5 Sigmaは、米国証券取引委員会（SEC）に提出した書類の中で、CEOが10月16日付で正式に職務停止となったと述べているが、社内メールによれば、実際には取締役会が9月4日の時点で「一時休職」状態に置いていたことが明らかになった。複数の証券規制専門家は、このような時期の大きな相違は情報開示規則に違反している可能性があると指摘している。

同封されたメールでは、最高収益責任者のVay Thamも同時に休職状態となったことが明かされており、その理由は取締役会の特別委員会が「会社に関連する特定の事項」を調査しているためだという。SECの規定によれば、上場企業は経営幹部が実際に職務を停止したなどの重大な変化があった場合、4営業日以内に（Form 8-K）開示しなければならず、企業が故意に虚偽または誤解を招く情報を提出した場合、詐欺防止規則違反となる可能性がある。今年8月、ALT5 Sigmaは循環取引を通じて累計15億ドル相当のWLFIトークンを購入しており、そのうち推定5億ドル以上がTrump大統領と関連する団体に最終的に流れたとされている。