ビットコイン（BTC）マイニング企業クリーンスパーク（CLSK）が11月も高い生産水準を維持し、仮想通貨マイナーおよびデジタル資産市場全体が厳しい状況にある中でも、堅調な収益となった。

同社は水曜日、11月に587BTCを採掘したと 発表した 。これは10月比11％の増加となる。

クリーンスパークは、将来のマイニングオペレーションを支えるための契約済み電力容量も約11％拡大し、総量は14ギガワット超に達した。電力調達能力が大きいほど、より多くのマイニング機器を展開し、生産量を段階的に拡大することが可能になる。

マット・シュルツCEOは、同社が実施した11億5000万ドルのゼロクーポン転換社債の 発行 についても改めて言及した。利息負担なしで長期資金を調達できるこの債券により、クリーンスパークのバランスシート強化、インフラ拡張、そして自社株買いプログラムの支援を目的としている。

BTCマイニング事業は厳しい状況続く

クリーンスパークは生産能力を拡大しているものの、ビットコインマイニング業界全体は深刻な経済的ストレスに直面している。特に11月は厳しく、ビットコイン価格が10月中旬の史上最高値から36％下落し、マイナーの収益と利益率を圧迫した。

11月のマイニング業界は収益急減と価格変動の激化によって、過去15年で「最も厳しい環境にある」と 報告されている 。

The Miner Magのデータによれば、平均的なマイナーと最も効率的な運営者とのパフォーマンス格差が拡大しており、規模とコスト効率が長期的な低迷期を生き残るためにますます重要になっている。

これを受け、マイニング関連の上場企業の株価も大幅に下落した。MARAホールディングス、ライオット・プラットフォームズ、HIVEデジタル・テクノロジーズの各社株は軒並み強い売り圧力にさらされている。

クリーンスパークは低迷局面でも操業を継続しているが、同社株も10月中旬以降で30％下落している。

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