RippleがXRPネットワークを改善するための新たな一歩を踏み出す

RippleとブロックチェーンセキュリティプラットフォームImmunefiは、「Attackathon」と呼ばれるイベントを開催し、XRPL上で開発された新しいクレジットプロトコルのセキュリティをテストします。

両社の共同声明によると、このプログラムは世界中のセキュリティ研究者を招待し、XRPL Lending Protocolの脆弱性テストを実施します。

エンタープライズ向けブロックチェーンソリューションのプロバイダーであるRippleは、XRP Ledger（XRPL）の主要な貢献者です。一方、Immunefiは、オンチェーンセキュリティプラットフォームを通じて、ユーザー資産1,800億ドルを保護し、650以上のプロトコルで250億ドル以上の攻撃を未然に防いだと主張しています。

「私たちは、RippleXと共にXRPL Lending Protocolのセキュリティを確保するためにAttackathonモデルを導入できることを嬉しく思います。この取り組みは、XRPLのインフラを強化するだけでなく、Web3エコシステムのセキュリティを守るというImmunefiのミッションもサポートします」とImmunefiのCEO兼創設者Mitchell Amadorは述べています。

XRPL Lending Protocolは、XRPLエコシステム内でのエンタープライズDeFiビジョンにおける次の大きなステップと見なされており、年末にバリデータ投票に提出される予定です。承認されれば、このプロトコルはXRPL上でプール型レンディングおよび担保付きレンディングサービスをネイティブに提供することで、レンディングプロセスを自動化します。これにより、開発者や金融機関は発行から返済までのレンディングサイクルをデジタル化でき、借り手はグローバルな流動性にアクセスし、投資家は遊休資産からリターンを得ることが可能になります。

このプロトコルは、既存のリスクおよびコンプライアンスフレームワークと統合できるよう設計されており、XRPL上のクレジット市場をより透明で効率的かつアクセスしやすくすることを目指しています。

「XRPLは、実世界の金融アプリケーション向けに安全なインフラを提供するよう設計されています。このセキュリティ要素は、レンディングプロトコルがネットワークに統合されるにつれて、さらに重要になります」とRippleXのHead of ProductであるJasmine Cooperは述べています。

「この取り組みにより、プロトコルはローンチ前にトップクラスのセキュリティ研究者によって徹底的にテストされ、開発者や組織が自信を持って構築できる道が開かれます。」